ブッダのことば(1月)
©Matsumoto Eiichi
ブッダ——釈尊は人生の問題に悩んだという。老病死の問題だったというが、思い通りにしたいという欲望と、その通りにならない現実との狭間に釈尊の自我は引き裂かれ、悩み、その解決を求めて出家した。
以降、四十五年、ブッダは自我を整え、無常、無我の言葉で示される真実に随順して生きることが、真に自己を実現し、安心の生き方であることを説いた。
与える前には 心楽しく
与えているときは 心清らかに
与え終わって 心は満ち足りている
『増支部経典』37-3
更新日:2022.01.01