「ギャラリー」新展開 「ブッダのことば」が始まります

当サイトのトップを飾る「ギャラリー」コーナーが今年から新展開となります。

これまで貴重な写真をご提供いただいていた松本榮一先生より、インドと日本の文化交流の要である仏教にフォーカスした素晴らしい写真の数々を新たな展開として提供いただける運びとなりました。

当ネットワーク発起人である 故 奈良康明先生の著書『祈りのブッダ―救いのことばと癒しのかたち』(日本放送出版協会 1999/6/1)に松本先生が提供された写真から厳選し、奈良先生の本書の文章とともに毎月1枚ずつ紹介してまいります。

真理を説き明かし救いと癒やしをもたらした釈尊の智慧と慈悲が、人々の祈りの希求と出会った時に生まれた仏教美術の数々にぜひ触れていただければと思います。

「今に残る仏像の名品と、原始仏典、『華厳経』、『中論』から抽出したブッダのことばを通して、今日に生きる意味を考えてみたい。」(「序」より)

 

【プロフィール】

文:奈良 康明(Yasuaki Nara)

元駒澤大学長、文学博士
東京大学文学部印度哲学梵文科卒業後、同大学院修士課程を経て、カルカッタ大学大学院博士課程留学。駒澤大学学長、仏教学術振興会理事長等を歴任。専攻はインド仏教文化史。
主な著書に『<文化>としてのインド仏教史』(大正大学出版会)、『仏教史Ⅰ――インド・東南アジア』(山川出版社)、『仏教と人間』『観音経講義』(東京書籍)、『婆羅門の像』(新人物往来社)、『仏教のことば』編著、『道元の世界』(編著、日本放送出版協会)、『釈尊との対話』(NHK出版)など多数。

 

写真:松本 榮一(Eiichi Matsumoto)

写真家、著述家
日本大学芸術学部を中退し、1971年よりインド・ブッダガヤの日本寺の駐在員として滞在。4年後、毎日新聞社英文局の依頼で、全インド仏教遺跡の撮影を開始。同時に、インド各地のチベット難民村を取材する。1981年には初めてチベット・ラサにあるポタラ宮を撮影、以来インドとチベット仏教をテーマに取材を続けている。主な出版、写真集 『印度』全三巻、『西蔵』全三巻、『中國』全三巻(すべて毎日コミニケーションズ)他多数。

更新日:2022.01.01