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バナーラス風物詩(その1)

©Matsumoto Eiichi

ガンガー・アールティー

身を揺るがすようなドラの大音響のなか、若い僧たちが燭台を掲げて、ひたすらガンジスに祈りを捧げている。ここはヒマーラヤから流れ下って来たガンジスの中流域。ヒンドゥー教最大の聖地といわれるバナーラスの岸辺である。

ガンジスは雨季にはあふれんばかりの流量で上流から流木や動物の死骸などを押し流してくるが、乾季にも滔々たる流れを見せてくれる。ガンジスは北インドの広大な地域に支流を張り巡らせ、人々にその恵みを与え続けている。

インドには古都と呼ばれるにふさわしい場所は多いが、3000年の歴史を誇る都は数か所しかない。それゆえ、この地は歴史の変遷に従って、バナーラスのほかにヴァーラーナスィーやベナレスとも呼ばれている。いろいろな人がさまざまの思いを抱いてやってくる祈りの聖地なのである。

ガンジスから受ける恩恵は計り知れない。それに少しでも応えるべく、ガンジスの岸辺では、ガンジスに祈りを捧げるガンガー・アールティーと呼ばれる儀式が朝夕行われてきた。ガンガーはサンスクリット語やヒンディー語での川の女神の名称で、人々がガンガーという言葉を口にするとき、なぜか愛情がこもっている気がする。アールティーは献火式のことである。

ガンガー女神に向かって火が捧げられたあと、僧は少し火勢が弱まった燭台を持って信徒のそばにやってくる。すると人々は火にかざした手を、思い思いに頭や手足など自分の体にすり込んで女神の恩恵にあずかる。熱心に祈れば、女神はこれからの1年もつつがなく暮らせるよう、必ず見守ってくれるのである。

文:宮本 久義(Hisayoshi Miyamoto)

写真:松本 榮一(Eiichi Matsumoto)

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更新日:2023.01.01

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