2023年のトップページは「バナーラス風物詩」

いつも貴重な写真をご提供いただいている松本榮一先生より、今年はバナーラス(ベナレス)に息づく信仰のかたちを捉えた作品の数々を提供いただけることになりました。

生き生きとした臨場感にあふれる写真とともに、当ネットワーク世話人でインド思想研究者の宮本久義先生のエッセイを掲載させていただきます。

毎月1枚ずつ、インドの最もインドらしい敬虔な光景を紹介して参ります。四季折々の祈りの姿に触れていただければと思います。

 

【プロフィール】

文:宮本 久義(Hisayoshi Miyamoto)

インド思想研究者、元東洋大学教授、Ph.D.(哲学)
早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業後、同大学院修士課程を経て、バナーラス・ヒンドゥー大学大学院博士課程留学。帰国後、早稲田大学、東京大学等で非常勤講師を務めた後、2005年より東洋大学文学部教授、2015年から2020年まで大学院客員教授。専攻はインド哲学、ヒンドゥー教の思想と文化。主な著書に『ヒンドゥー聖地 思索の旅』(山川出版社)、『ヒンドゥー教の事典』(共著、東京堂出版)、『インドおもしろ不思議図鑑』(松本榮一氏との共編著、新潮社)など多数。近著に『インドを旅する55章』(共編著、明石書店)がある。

写真:松本 榮一(Eiichi Matsumoto)

写真家、著述家
日本大学芸術学部を中退し、1971年よりインド・ブッダガヤの日本寺の駐在員として滞在。4年後、毎日新聞社英文局の依頼で、全インド仏教遺跡の撮影を開始。同時に、インド各地のチベット難民村を取材する。1981年には初めてチベット・ラサにあるポタラ宮を撮影、以来インドとチベット仏教をテーマに取材を続けている。主な出版、写真集 『印度』全三巻、『西蔵』全三巻、『中國』全三巻(すべて毎日コミニケーションズ)他多数。

更新日:2023.01.01