ブッダのことば(7月)
©Matsumoto Eiichi
大乗仏教誕生のころ、素晴らしい出来事があった。仏像誕生である。
B.C1世紀ごろに始まったと仏像は、それまでの信仰の形を一変したのだった。
祈りと崇敬の対象として、仏教徒たちが待ち焦がれていたものであろう。
以後、仏像、諸菩薩たちの造像活動は盛んになっていく。
それまでは仏像はなく、前三~一世紀のサンチーやバールフットの遺跡では、ブッダは、菩提樹や法輪、足跡などで表されていたのだった。
悪をなしたら 繰り返すな 悪を喜ぶな
悪を繰り返すのは 苦しみである
善をなしたら 繰り返し善を行え
善を喜べ 善を繰り返すのは楽しみである
『ダンマパダ』117, 118
更新日:2022.07.07