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バナーラス風物詩(その5)

©Matsumoto Eiichi

ガンジス女神の首飾り(ガンガー・マーラー)

バナーラスは4月中旬から酷暑季に入り、連日40度を超す暑さが続く。インドの暦ではヴァイシャーカ月(バイサーク、4月~5月)白分(新月から満月までの半月間)の第7日はガンガー・サプタミー(ガンジス女神の第7日)の祭日で、ガンジスが天から地上に降下したことを祝う。その約半月後のジェーシュタ月(5~6月)の白分第10日には、天から降下したガンジスがハリドワールまで到達したことを祝うガンガー・ダシャハラーの祭日が続く。

ガンジス女神は「10の罪障の破壊者」(ダシャハラー)といわれ、この日に沐浴することで殺生や盗みなどの10の罪障、あるいは十世にわたる罪障を洗い流してくれるという。岸辺は文字通り足の踏み場もないほどになる。沐浴には男性よりも女性のほうが多く訪れる。インドの女性、とくに既婚女性は、常に夫や子供の無病息災を祈り、さまざまの願掛けをするのである。

ダシャハラーの翌日の第11日もニルジャラー・エーカーダシー(水なしの第11日)といって、女性たちは水さえとらない断食をする。これも夫・子供のためなのだ。ジェンダー重視の現代でなにを今さら旧習を守るのかと思うかもしれないが、愛する人を慈しむ気持ちは永遠に古びない。

この時期、運が良ければ「ガンジス女神の首飾り」(ガンガー・マーラー)の光景が見られる。これは新婚の夫婦など願い事のある人やそれがかなった人が行なう行事で、ガンジスの流れを女神の身体に見立て、長い花綱を船に積んでこちら岸から対岸まで少しずつ川面に降ろしていく。綱には1メートルおきに可愛らしい花が刺されていて、ダイヤやルビーが輝く本物の首飾りに見える。

対岸まで着けば女神の巨大な首飾りが完成するが、普通は最後の少しを残してやめてしまう。水流の強いこともあるが、母なるガンジスに首飾りをかけるという大それたことはできないという、女神に対する人びとの敬虔な気持ちの表れである。

文:宮本 久義(Hisayoshi Miyamoto)

写真:松本 榮一(Eiichi Matsumoto)

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更新日:2023.05.02

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