磯貝富夫氏レポート紹介

 

いつもご寄稿いただいている磯貝富夫さんから現地レポートが当ネットワーク堀内事務局長の許に届きましたので、抜粋してご紹介します。

 

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インドから年末のご挨拶

いよいよ今年もあと一週間を残すところとなりました。日本はホワイトクリスマスを楽しめるところもありそうですね。

こちらは最低気温が19度C、最高27~31度Cと快適な冬を過ごしております。ベランダにはミニトマトが13個の実をつけ、今朝その一つが少し色づいていました。
いつの間にか自然に芽が出てくるのですが、獲れたてのトマトを美味しくいただいて自然の恵みに感謝しています。当地の野菜や果物はほとんど自然そのままです。

大きさも形もバラバラですが、1Kg単位で量り売りするので、食べる分にはサイズや形は不揃いでも何の問題もありませんから、無駄が無く、経済的です。

いつもの私事になり恐縮なのですが、シャープ(株)を2016年に卒業して、その半年後に最後の勤務地となった当地プネに戻り、フリーランスとして活動を開始してから早や丸5年になろうとしています。一つの組織に縛られることなく、自由きままに「好きなこと+できること+社会のためになること」を無理なくやって生計を立てることが目標でしたが、ここに来て複数のインドの会社・大学・団体の非常勤講師や顧問としての務めとボランティアで日々楽しく過ごしております。

昨年は従兄とインドの親しい友人の予期せぬ急逝にショックを受けたので、「明日が来なくても悔いのない今日を生きる」ことを心に決めました。こんな勝手なことができているのも、日本で支えてくれている家族や(義)兄弟 (実)姉妹、日印でお世話になっている多くの友人知人のお蔭であることに感謝の気持ちで一杯です。

今年のコロナ禍第二波(5-6月)では、インドが医療崩壊の危機に直面し、日本にある(インド悠久の自然医学である)アーユルヴェーダの関連二団体主管によります、緊急インド救援ミッション「世話プロジェクト」の立ち上げに関与し、多くの日本からの支援者のご協力を得まして、日頃お世話になっているインドに少しばかり恩返しができたことは幸運でした。また、私が教えていた当地の私立大学を卒業したインド人学生が、私の勧めで東大情報理工大学院の奨学コースを受験して見事に選抜され、去る11月のビザ解禁と入国規制緩和の隙間に無事に渡航できたことも幸運でした。つい先日は、私が所属しています「関西日印文化協会」の理事を拝命する名誉を得ました。

インドで著名なコーチャー法律事務所のインド・ジャパンビジネスデスクの顧問に就任して一年を超えました。ポスト・コロナを見据え、来年から本格的な活動を開始致します。

皆さまにも何かお役に立てることがあれば幸いです。

来年2022年は日印交流70周年記念の年ということで、これまで以上にインドが注目され、話題に上ることでしょう。私は常に「日本の将来はインドしかない!」と訴えておりますが、2030年に近づくに従い、私の主張が現実味を帯びてくるであろうと確信しておりますし、その実現に向かって少しでも貢献できればと日々の活動を行って参ります。

皆さまには、辛かった一年を乗り越えられて、より良き新年を迎えられますよう、祈念致しております。

来年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

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コロナの状況がまだまだ予断を許さぬ中、貴重なインド現地からのレポートをご紹介できるのも当ネットワークのご縁ならではです。

磯貝さんにはいつもお便り頂戴し感謝しております。

更新日:2021.12.29