磯貝富夫氏レポート紹介

いつもご寄稿いただいている磯貝富夫さんから現地レポートが当ネットワーク堀内事務局長の許に届きましたので、抜粋してご紹介します。

 

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今年も12月に入り、あと新年まで3週間を残すところとなりました。この一年は特に速く過ぎたように感じております。当地インドでは、パンデミックで本当に生死の境目を目の当たりにした人も多数おられます。私が住むこのプネ市は、インドの中でも最悪の都市の一つでした。大人の人口比では3人に1人が罹患したとも言われる当地で、これまで陽性になることもなく、本意ではありませんでしたが、止む無く2回のワクチン接種も完了し、何とか生き延びてきたことに、私を支えて下さった周りの全ての人に感謝せずにはおれません。

去る6月には、インドの悠久の叡智である自然医学アーユルヴェーダの日本の関係2団体主管による、緊急インド救援ミッション「SEWAプロジェクト」を立ち上げることに関与し、多くの方のご支援の下、医療崩壊が現実となったインドの医療現場に救援物資を届けることができました。

さて、本日は一件ご報告がございます。私が所属しております、神戸に拠点を持つ「関西日印文化協会」の理事会に於きまして、私の「理事就任」が正式に承認されました。これは大変光栄なことであり、ご推薦下さった溝上富夫会長(大阪外国語大学名誉教授、インドのパドマシュリー受勲者)には大変感謝致しております。今後も同会を通して、更なる日印の交流発展に貢献すべく尽力したいと存じます。

次にご案内です。同協会では5年に一度、「日印文化」という学術機関誌を発刊しており、本年11月に「インド共和国発足75周年記念特集号」が刊行されました。同誌は北海道から沖縄まで、230を超える全国の国公私立大学や公共の図書館、日印関係団体に寄贈されました。今回は13名の執筆による、さまざまなジャンルについての寄稿が掲載されております。不肖私も今回の特集号に小文「コロナ激禍のインドを生き延びる!やはり日本の将来はインドしかない」を寄稿させて頂きました。2020年3月に始まったロックダウンとはどのよ
うなものであったのか、その実態と日々の生活の中での感じたことを日記風に綴ったものです。上記の「SEWAプロジェクト」に関しての記載もあります。ご笑覧頂ければ大変嬉しく思います。

「日印文化」は多くの学識者によるインドに関する貴重なレポートが満載です。

同「日印文化」の全編は以下でダウンロードできます。同誌のバックナンバーも全てダウンロード可能です。
https://www.kansainichiin.com/%E5%88%8A%E8%A1%8C%E7%89%A9%E3%81%AE%E7%B4%B9%E4%BB%8B-1/
以上、ご報告とご案内まで。

新たな変異株の登板で、気が抜けない状況にありますが、どうぞご自愛くださいませ。

 

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コロナの状況がまだまだ予断を許さぬ中、貴重なインド現地からのレポートをご紹介できるのも当ネットワークのご縁ならではです。

磯貝さんにはいつもお便り頂戴し感謝しております。

更新日:2021.12.27