みやまの踊るマンゴーラッシー①

これで安心?インドの雨季の過ごし方

◎お品書き

1. 折り畳み傘をいつでも持つべし!
2. 靴はサンダルorしっかり系
3. 服装は夏服➕羽織りものを
4. 洗濯物は何日で乾く?
5. ノンベジ料理(肉)に注意!

◎はじめに

インドの雨季(6〜9月)。別名モンスーン。
これは、日本の梅雨とは比べ物になりません。日本の梅雨は、シトシト・・とか、強くてもザーザー・・くらいで降っているイメージですよね。これに対してインドの雨季は、時にドドドド・・・!とまるで天罰のような雨が降り続けます。それが、3日くらい続いたりもします。でも、ザーザー程度の時もありますし、曇りや晴れの時もあります。(州や場所によってもだいぶ違いますが。)
一番残念だったのは、日本から持っていったアコースティックギターが雨季の間にカビたこと!あれは大変ショックでした・・。(がんばって拭き取りました。)

そう聞いただけで気が滅入ってしまうかもしれませんが、そんなインドのモンスーンも、過ごし方を知っていれば安心?
あまり旅行にはおすすめできない時期ではありますが、この過ごし方を知って、雨季ならではのインドをどうぞお楽しみください(^^)。

 

(線路も海のようになります・・。)

 

1. 折り畳み傘をいつでも持つべし!

折り畳み傘は、インドの雨季ではマスト。雨季が一旦始まってしまうと、その間はいつ降ってきてもおかしくありません。
そして、日本の皆さんにおすすめなのが、日本からインドに折りたたみ傘を持っていくこと。もちろん、インドでも傘や折り畳み傘は売っています。ですが、何せインドの傘に比べて日本のものは軽い!開きやすい!傘袋も使いやすい!
インドでの雨季ライフがより快適になること請け合いです(^^)。

2. 靴はサンダルorしっかり系

次に、雨季に外を歩くための靴。
インドの道路は、水はけが悪いところが多いです。そのため、道が水浸しになることはしょっちゅう。あちこちでプチ洪水、または洪水が起こっています。
そんな雨季の外出に対しては、2つの方法で挑みましょう!

① サンダルで出歩く
これは、どちらかと言うと体力に自信のある人向け。
雨や洪水で結局足が濡れてしまうので、それならばいっそ濡れてもすぐ乾く裸足にサンダルで出かけてしまえ〜!と言う作戦です。インド人もこちらが多いです。というか、彼らは長距離であろうとビーサンでどこまでも行きます。

② しっかりした靴(スニーカーなど)を履く
濡れるのが嫌な人向け。こちらの方法でも、100%足を守れるとは限りませんが、よっぽどひどい状態のところに足を踏み入れない限り、だいたい大丈夫です。
また、もしそれでも靴に水が侵入してきてしまったり、靴下が濡れてしまった時のために、替えの靴下を1足用意しておくと、さらに安心です♪

3. 服装は夏服➕羽織りものを

モンスーンの時期の温度は(相変わらず、州や地域によりますが)、日本の夏くらい〜暑いところで40度くらいになります。基本的には日本で着るような夏服でインドでも過ごせます。(ただし、女性はセクハラの対象にならないように、パンツ系など露出度低めがおすすめです。)
それに加えて、雨で濡れるとけっこう肌寒いですし、インドのクーラーはみんなガンガンに効かせるので、その対策として1枚パーカーなどの羽織り物を持っておくと安心。

4. 洗濯物は何日で乾く?

絶え間なく降り続くモンスーンの雨。
そんな中で、洗濯機で脱水した洗濯物が乾くのは・・1〜3日かかります。薄手のものだと1〜2日くらい、Tシャツやズボンは3日くらい。(これまた場所や洗濯物にもよりますが。)ちなみに、手洗いして手絞りだと、3日くらいでしょうか。
日本から持って行くなら、メッシュ生地のものだとより早く乾くと思います。私の場合、インドでは現地の人も愛用するクルタをよく来ていました。クルタって、コットン製のチュニックです。(男性用も女性用もあります。)薄手なので、雨季でも1〜2日で乾きます。1000円前後で1着買えるので、おすすめです。

 

(クルタ。横にスリットも入っていて、着心地いいです。)

 

5. ノンベジ料理(肉)に注意!

ノンベジというのは、ノン・ベジタリアン料理(非菜食料理。要するに肉料理)のこと。
この場合、ノンベジ料理の食中毒に注意!と言う意味です。(特に外食の時)
モンスーンの時期は高温多湿。食品も傷みやすいです。そういう時にはチキンを始めとした肉入りの料理がちょっと怖い。卵くらいなら、火がしっかり通っていればいいかな・・。

実際、私も7月頃に留学生友達と大学近くのレストランにノンベジ料理を食べに行って、その後お腹を壊しました・・。(その時食べたのは、確かチキンやマトン。)
ともすると菜食に偏りがちなインド生活において、ノンベジ料理を食べに行くのは肉食の日本人にとって貴重なひととき。ですが、いわゆる「街中のレストラン」レベルでは、運が悪いと私のようにお腹を壊してしまうことも。だから、留学2年目のモンスーン期は、私は外で食べる時肉料理を避けていました。恐らく、高級料理屋さんではそんなことに気を使わなくていいと思いますが・・。

 

さて、いかがでしたでしょうか?
このコラムが少しでも雨季にインドへ行かれる方のお役に立てば幸いです。
何かインドについて知りたいことがあったら、お気軽に教えてくださいね!

 

プロフィール:みやま

インドブロガー。千葉県在住。
2012〜14年インド・ムンバイに留学。
ただ今、初めてのマタニティ生活を過ごしつつ、インドで学んだソーシャルワークを日本でどのように生かすか模索中です。
アメブロ『インド帰りみやまの夢への道のり』
https://ameblo.jp/miyama0320/

 

【編集部より】

みやまさんの雨季の話、愉しく読みました。そして、はるかむかしの雨季を懐かしく思い出しました。1970年代のUPやビハールです。

みやまさんは冒頭に折り畳み傘の話をされていますが、そのころのその地方では、傘がないのがあたりまえ、広い原野や田畑でも、ザーっとくれば一本の樹の下に駆け込んで、人々がくっつきあって雨宿り。やがて晴れれば、名残の入道雲と大きな虹を背に野路を歩き出し、強烈な陽射しに濡れた衣服もたちまち乾く。

傘といえば、当時のちょっとした中年男性は、白い生成りのクルター・ドーティー(分厚い腰布を中心としたインドの正装)で、黒いいかつい蝙蝠傘を持つのがステータス・シンボルでした。もちろん晴雨にかかわらず。黒い蝙蝠傘がステータス・シンボルとは、やはり英国植民地支配の影響でしょう。

降ればたちまち野路は水没。やはりチャッパル(革製サンダル)が便利でした。褐色に波立ち渦巻くガンガーの支流を、葉を繁らせたままの樹木や藁屋根や、牛や羊の死骸が流されていく光景にもたびたび出遭いました。上流に大雨が降ったときでした。

雨季が、自然が、大きく、生きいきし、ワイルドだった、あのころのUPやビハール。いや、生きいきしワイルドだったのは自然だけではありません。疑いがあれば射殺おかまいなしとされたナクサライト運動の残照や、都市でも、インディラ・ガンディー首相の非常事態体制に反発する若者が抗議の寸劇を演じて官憲がくる前に群衆に紛れる街頭など、活気と緊張に満ちたまだ若いインドがありました。

閑話休題。というしだいで、さまざまな世代の、さまざまな関わりのインドがあります。そこで、当欄の編集子からの提案です。せっかくみやまさんから素敵なエッセイをいただいたのですから、これをきっかけに、インドの「雨季」をテーマに、皆さん、それぞれお心に残るシーンや経験や所感を当ネットワークにご寄稿ください。

みやまさんが「雨季ならではのインドの楽しみ」と書かれたように、雨季はやはりインドでの暮らしや旅行での一大イベントです。当欄を広場に、皆で「雨季」を語って盛り上がりましょう。   [編集子]

 

更新日:2019.06.27