誠に残念なお知らせですが、本ネットワーク、世話人代表である奈良康明博士が、平成29年12月10日逝去されました。ここに、謹んで皆様にお知らせ申し上げる次第です。

本年1月29、30日にわたり挙行されました通夜ならびに本葬儀におきましては、大本山永平寺・福山諦法大禅師が大導師をつとめられ、各界、各地、諸方面から大勢の方々が弔意を表すため来訪、参列されました。本葬儀では、博士が生前に果された日印文化交流における偉大な功績をはじめ、博士をもっとも良く知る２名によって弔辞が披露されましたが、その２名とは、本ネットワーク世話人である、中村元東方研究所理事長・前田專學博士と、代表幹事・山田一眞師のお二人です。

今後は、世話人会、幹事会一丸となって奈良博士の遺志を確かに継承し、日印文化交流の推進に邁進し、社会に貢献していくことを、ここに改めてお誓い申し上げる次第です。

どうぞ、みなさまも、共に日印文化交流の輪を広げ、少しでも心豊かに人々が生きられる社会をつくって参りましょう。

奈良康明博士は、本ネットワーク設立に力を尽くされ、発会式への出席を楽しみに、「必ず出席する」との強い意向を示しておられましたが、それが叶わなくなられたとき、「これだけはどうしてもお伝えしたい」との強いお気持ちから、ご子息に命じ病床にてメッセージ（日印文化交流ネットワーク発会式のために収録された代表世話人としての挨拶）を残されました。本日ここに公開することにいたします。

発会式に列席されたチノイ・インド大使閣下が、このメッセージビデオをご覧になり、当初予定されていたスピーチ内容を大幅に変更され、感銘深いスピーチをしてくださいましたことは、みなさまに先にお知らせした通りです。