先日イベント情報でご紹介した写真展「石川 武志　NAKED CITY VARANASI」（9/14～9/20）は、当ネットワーク会員である洞派信隆様ご紹介のイベントでした。

写真家　石川武志氏は、水俣病の取材で名高いアメリカの写真家、ユージン・スミス氏のアシスタントを務め、その後フリーとなり世界をめぐり、インドで「ヒジュラ」（トランスジェンダー＝第三の性「半陰陽、両性具有者」）の撮影をライフワークとして活動しています。

今回の写真展のテーマは、インドでの長年の取材体験から、一般旅行者には触れることのできない聖都ヴァラナシの深部に踏み込み、通常は写真に収めることの困難な光景を展示していました。

その写真の数々が写真集としても出版されています。

ヒンドゥーの世界で死と再生の象徴であるヴァラナシの生々しい光景、清濁渾然となったインドならではの人々のエネルギッシュな姿が、1980年代から長い年月をかけて丹念に集められています。