ルンビニー・ブッダの産湯の池
ブッダがお生まれになったルンビニーは、お住いのあつたカピラバストゥからほど近い美しいルンビニー園でした。この場所はわからなくなっていたのですが、7世紀、ここを訪ねた玄奘三蔵の大唐西域記の記述を元に確認できました。
現在はインド国境から12キロネパール側に入っています。国連主導の現在のルンビニー園には仏教各国のお寺が立っています。
松本 榮一(Eiichi Matsumoto)
写真家、著述家
日本大学芸術学部を中退し、1971年よりインド・ブッダガヤの日本寺の駐在員として滞在。4年後、毎日新聞社英文局の依頼で、全インド仏教遺跡の撮影を開始。同時に、インド各地のチベット難民村を取材する。1981年には初めてチベット・ラサにあるポタラ宮を撮影、以来インドとチベット仏教をテーマに取材を続けている。主な出版、写真集 『印度』全三巻、『西蔵』全三巻、『中國』全三巻(すべて毎日コミニケーションズ)他多数
更新日:2020.09.01