ガンガー・アルティー
バナーラスでは、死は神々の住む世界への出発であり、バナーラスこそは、その特別な場所だと信じている。
太陽が落ちて夜の帳に包まれる頃、バナーラスのガートでは、一日照らし続けた太陽神に感謝の祈りをささげる。
この町では森羅万象に神々の恩寵を感じながら、今を生きている。
松本 榮一(Eiichi Matsumoto)
写真家、著述家
日本大学芸術学部を中退し、1971年よりインド・ブッダガヤの日本寺の駐在員として滞在。4年後、毎日新聞社英文局の依頼で、全インド仏教遺跡の撮影を開始。同時に、インド各地のチベット難民村を取材する。1981年には初めてチベット・ラサにあるポタラ宮を撮影、以来インドとチベット仏教をテーマに取材を続けている。主な出版、写真集 『印度』全三巻、『西蔵』全三巻、『中國』全三巻(すべて毎日コミニケーションズ)他多数
更新日:2019.11.11